加藤敏明の裏部屋

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help RSS 日本でダメなら、米国はもっとダメ

<<   作成日時 : 2011/11/11 05:54   >>

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転載:http://1088kato.at.webry.info/201111/article_18.html

>先生、日本で技工士では食べていけません、もうダメです。
>米国に行ったらどうにかなるでしょうか?

昨日来たこのメールに対して、私は以下のように返信した。

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自由の国米国に向かって、世界中から人が集まってきます。
この国には、全てがあると担当教授は言いました。
全てとは、貧困も差別も夢も名誉も金も、悪いことも良いことも全てあると言うことです。

この国で通用するのは、他者を納得させること。それは技術でも、知恵でも、お金でもかまいません。それを見て、相手が「凄い、欲しい、役に立つ」と思ってくれるかどうかと言うことです。
簡単に言うと米国人に、日本人が日本料理を提供し、中国人は中国料理、ベトナム人はベトナム料理、ロシア人はロシア料理を提供し、そしてそれが彼らの口に合えば、彼らはそれはそれで受け入れるのです。

今、米国は本当に職業難で、外人は米国の優秀な人々と争って就職を勝ち取らなければならないのです。人種差別の壁を乗り越え、さらに相手を納得させなければならないのです。
では能力のいらない誰でも出来る仕事なら、外国人が就職できるかと言えば、それはそれで現地の人間でも出来る仕事ですから就職は出来ません。
ですから、外国で外国人が生きていくためには、「外国人である特性を生かすか、もしくは、ずば抜けた技術か能力が高いか、ずば抜けて価格・賃金が安いか」と言うことになります。

日本人の歯科技工士も米国にいますが、彼らは結局、日本にいても食べていけた優秀な人達なのです。(昔は、日本の技工士が格安で補綴物を作って、アメリカ人の市場を荒らしていましたが、今やその市場は、韓国人、中国人、フィリピン人に価格競争で負けとられています。何せ米国は、歯科技工士の免許が無くても歯科技工は行えます。)
結局、米国人以上の技術を持つ日本人しか生き残ってはいません。もしくは、日本語で話したい日系の歯科医師を顧客に持っているかです。(日系の歯科医師の数は限られているので、新規参入はやはり価格と技術次第です。)

結論は、現在の環境なら「米国で歯科技工士として生きていくより、日本で歯科技工士として生きていく方が容易い」と言うことになります。だから結局「日本でダメなら、米国はもっとダメ」なのです。


【関連しての話題】

日本では現在TPPの参加問題が話題になっていますが、日本を米国にすべきではないと思っています。私の個人的な小さな医療人からの意見としては、TPP参加は反対です。
やはり日本の医療システムは良いのです。日本の国民皆保険制度を多くのアメリカ人(富裕層をのぞく)は、評価しています。私に言わせれば、日本の良いところはそれだけのようにも思えるのです。
日本の歯科技工士も「日本の歯科技工は日本で作る」を堅持すべき時なのです。現在技工界では中国補綴に話題が集まっていますが、米国から中国系、韓国系、アジア系技工所が入ってきたらひとたまりもありません。

日本の歯科技工士は格安すぎて海外にも出せない、保険技工だけで生きていくのでしょうか?

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